沖縄

沖縄住宅の特色をすべて持つ重要文化財「中村家住宅」

訪れる 本島中部
2018/10/12

現存する最古の沖縄住宅建築

入口には門はなく、「ひんぷん」と呼ばれ、魔除けの意味もある目隠し塀があります。
石垣と、防風林の役割をするフクギに囲まれた、台風にも強い建物です。

屋根の上には見事なシーサーと赤瓦

沖縄らしい赤瓦とシーサー。
雨端(あまはじ)と言われる屋根がつきだした部分を下から見ると竹葺きになっていて、通気性の良さがわかります。

祖先を大事にする沖縄では、仏壇が家の中央に。

写真は母屋の一番座(客間)になります。左に二番座(仏間)、三番座(居間)と並び、その奥にある裏座が寝室、産室として使用されていました。

暑い沖縄で快適に過ごす工夫

ここは寝室にあたる「奥座」。掛け軸の上が通気口のようになっていて、風通しのよい部屋になっています。冷房のない時代の工夫が伺えます。

台所の奥にはヒヌカン(火の神)が祀られる

ヒヌカン(火の神)は代々引き継がれてきた民間信仰で、女性達によって守られてきたものです。
他にも古酒甕や家畜小屋など沖縄住居の特徴を一気に見られます。

施設名 中村家住宅
住所 沖縄県北中城村字大城106
電話番号 098-935-3500
URL http://www.nakamura-ke.net/
営業時間 9:00~17:30
定休日 年中無休
入場料 大人500円、高校・中学300円、小学生200円