沖縄
和、琉、中様式を兼ね備えた琉球王別邸、世界遺産「識名園」
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本島南部
2018/10/12
琉球王国最大の別邸
首里城から南に2kmの場所にあることから「南苑」とも呼ばれ、琉球王国最大の別邸として、1799年に建てられました。
外国と交易を盛んにしていた琉球王国が、中国からの冊封使を招き、接待に利用するなど、「迎賓館」と国王一家の保養に使われていました。
沖縄戦で壊滅状態になりましたが、1975年から20年間かけて復元されました。
回遊式庭園
多くの日本の大名が取り入れていた庭園で、池を中心に周回路をもうけ、橋、小島、石、東屋などを配し、景勝地を再現する造りです。
兼六園(石川県)、桂離宮(京都府)、小石川後楽園(東京都)など各所で見られる日本庭園です。
池は「心字池」と呼ばれ、「心」の文字を崩した池の形になっています。
御殿(うどぅん)
赤瓦屋根は琉球様式。上流階級にのみ許された建築様式です。15の部屋を持ち、琉球王がくつろいだり、冊封使(中国皇帝の代理人)達を接待したりされた場所です。庭園を正面に見ることができます。
六角堂
池の小島に作られた休憩場所、東屋です。黒い屋根は中国様式を取り入れています。六角堂はもともと四角で、いつから六角になったのか定かではありませんが、大正5年4月29日付けの琉球新報記事から、その時点までは「四角」であったことが確認できています。
育徳泉
池の水源ともなっている、この育徳泉に生える非常に珍しい「シマチスジノリ」という紅藻類は、国の天然記念物に指定されています。琉球石灰岩を使い、相方積みにより、きれいに積み上げられ、上部には冊封使の記念碑が作られています。
施設名 | 識名園 |
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住所 | 沖縄県那覇市字真地421-7 |
電話番号 | 098-855-5936(識名園管理事務所) |
営業時間 | 4月~9月…9時~18時、10月~3月…9時~17時半 |
定休日 | 水曜日定休(休日に当たるときは翌日、臨時休園日あり) |
入場料 | 大人400円、小人200円 |
備考 | 駐車場は、入り口すぐ横に60台有。飲食店、自動販売機などはなし。 |