京都

きらめく水のカーテンに感動!放水銃の一斉放水を眺める「美山かやぶきの里」

訪れる
2019/03/27

年に2回だけの貴重な風景

南丹市美山町のかやぶきの里“北集落”では年に2回、春と冬に放水銃の一斉放水が行われています。
重要伝統的建造物群保存地区に認定されている日本古来のかやぶき家屋と美しい水のアーチの競演をお目当てに、静かな里山の集落が大勢の見物客で賑わいます。

懐かしさを感じるかやぶき屋根の民家

美山町には多くのかやぶき屋根の民家が現存しており「かやぶきの里」として人気を博しています。
北集落は50戸のうち39棟がかやぶき屋根で、1993年12月には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

日本の原風景を渡り歩く

日本のむかしばなしに登場しそうなどこか懐かしい風景は、ひと目見てみたいと足を運ぶ人もたくさんいます。
美しい大自然に囲まれた集落には、歴史と伝統を語り継ぐため”語り部”がかやぶき屋根のお話をしてくれたり、鯖街道を一緒に歩き村のことを教えてくれる美山語り部ウォークといったものも開催されています。
放水目当てで立ち寄った方は、ぜひ集落の中を歩き、日本の原風景に触れてみてください。

一斉に放水される圧巻の景色

一斉放水時間はおよそ7分、集落内に設置されている62基の放水銃から一気に水が噴出されます。
常緑と紅葉のコントラストが映える山々を背景に、かやぶきの里にまるできらめく水のカーテンがかかっているかのよう。
この数分間のために、一斉放水の日は国内外を問わず大勢の見物客が美山を訪れます。

美しい風景は、過去の悲劇に警鐘を鳴らす防災訓練

放水はイベントのようになっていますが、実際はれっきとした防災訓練です。
2000年、美山民俗資料館が不審火による火災により焼失してしまった悲劇を繰り返さないために、集落内に62基ある放水銃の点検のための一斉放水と防火講習を毎年2回行っています。
火災は、住人のみならずわたし達見物客にとっても、他人事ではありません。
予防意識は常に持っていなければなりませんし、美山の地域住人のこのような取り組みを見ることで、文化財を火災から守り後世へと繋げていく大切さも学びました。


■■INFORMATION■■
かやぶきの里 一斉放水
開催日時 毎年5月20日/12月1日 13:30〜
場所 かやぶきの里(京都府南丹市美山町北)
問い合わせ 0771-75-1906(美山町観光協会 )