京都

アートとグルメに溢れた穴場人気スポット「一休寺(酬恩庵)」

訪れる
2019/03/25

アニメでお馴染みの一休さんが過ごしたお寺

京田辺市にある酬恩庵はトンチで有名な一休さんが晩年を過ごしたことから通称、一休寺と呼ばれるようになりました。
駐車場から参道へ向かう途中で、ほっぺたのまっ赤な愛らしい一休さんを発見。
「屏風のなかのトラを捕まえよ!」のトンチでお馴染みのトラの屏風や、moga×一休寺コラボストラップ&ブローチなど、一休さんのモチーフが境内に散りばめられています。

アートな名庭は有名人のコラボ作品

方丈内を歩いていると、急に視界がパッ!と明るくなります。
目の前には見事な庭園が広がる感動的な瞬間に思わず心もホカホカします。
波紋が美しい白砂で現した大海にサツキの刈込みの島々が配され、なんともリズミカルで目にも楽しい意外にもポップな印象の方丈南庭です。

二条城の障壁画も手掛けた画壇のトップ!狩野探幽の水墨画

若い頃に手掛けた狩野派の絢爛豪華な画風とはうって変わって、狩野探幽49歳の作品はとっても詩情豊かで異国情緒を感じます。
一休がこよなく愛した梅も描かれています。
歴史と趣、そして当時の息遣いを感じる作品の数々にアートが好きな方は思わず夢中で見入ってしまうことでしょう。

和甘味をいただくお寺内のカフェ

一休寺で忘れてはいけないのがグルメです。
お寺内の和カフェでは善哉(ぜんざい)をはじめとする甘味もいただくことができます。
実は「善哉」の名付け親が一休さんだったことはご存知でしょうか?一休さんが、「善哉此汁(よきかなこのしる)」と、初めて食べたときにいったエピソードが名の由来なんだとか。
歴史に触れながらいただく甘味は格別です。

一休さんの真実を知る場所

一休さんは1394年、後小松天皇の皇子として生まれて、6歳で京都安国寺に出家。
以来、一つの寺にとどまることなく転々としたそうで、81歳のときに応仁の乱で荒廃した大徳寺を復興するために住持するが、晩年はここ一休寺で過ごしお墓(宗純王廟)もこちらにあります。
一休さんの人生の一部を感じることができる一休寺は今行くべき穴場スポットです。

施設名 一休寺(酬恩庵)
住所 京都府京田辺市薪里ノ内102
電話番号 0774-62-0193
URL http://www.ikkyuji.org/
最寄り駅 近鉄「新田辺」駅から1.5km(徒歩25分、バスで10分、タクシーで約5分)/JR「京田辺」駅から1km(徒歩20分、タクシーで約5分)
最寄りのバス停 一休寺バス停より徒歩5分(JR京都駅・難波OCATより京阪バスの直行便あり)
営業時間 9:00〜17:00(宝物殿 9:30〜16:30)
入場料 拝観料:大人 500円(中学生以上) 小人 250円 /団体大人 450円(30名様以上) 団体小人 225円